鍼灸古典『黄帝内経素問』血気形志篇

気血の多少

このあたりの記載も文献や篇によって異なります。素問、霊枢、太素でそれぞれ違う。篇によって違ったりもします。黄帝内経あるあるです。

私はざーっとしか読んでいないので苦労も大変なこともありませんが、詳しく考証する人は歴史上の経緯やら文字や言葉やら様々比較しながら考えていくわけです。ちょっと想像しただけで気の遠くなるような作業ですね。。

…太陽常多血少気、

少陽常少血多気、

陽明常多気多血、

少陰常少血多気、

厥陰常多血少気、

太陰常多気少血…

黄帝内経素問.血気形志篇.

正直なところ、この記載はよくわかりません。と言うか、しっくりこない。ムズムズする感じ。

しっかり研究している人ならそんなことにはならないのかもしれませんが、私の場合は臨床感覚で眺めているだけなので。。

順序

…凡治病必先去其血乃去其所苦。

伺之所欲然後写有余補不足。

黄帝内経素問.血気形志篇.

去りてからの補瀉。これは黄帝内経での共通認識みたいなもの。

ただ、現代の鍼灸は古代のものとは異なります。全部が全部、古典通りで良いかと言われたらそうじゃないよね、となります。

刺陽明出血気、

刺太陽出血悪気、

刺少陽出気悪血、

刺太陰出気悪血、

刺少陰出気悪血、

刺厥陰出血悪気也。

黄帝内経素問.血気形志篇.

これは上に書いた気血の多少とリンク。

だいたい川崎たまに鳥取。