鍼灸治療後の水分補給

鍼灸治療後

鍼灸治療の後は循環が促進されていたり筋肉の緊張が緩和しています。

身体は温まり、動く範囲は広がり、呼吸は深くなる、というようなことが同時に起こります。軽く汗ばんだりすることもあります。

それは軽く運動した後のような状態。運動した時とは違う反応としては、トイレに行きたくなることもあります。

その結果、運動した時と同じように体内の水分消費が増えている可能性があります。体液の循環が活発になると水分の代謝なども活発化します。

個人差はあるでしょうが、多少なりとも水分消費が増えていると思います。

水分補給

私は、鍼灸治療後は水分消費が増えていると仮定し水分補給をしてもらっています。

できれば白湯が良いと思いますが、環境的に難しい。そのため私は通年で常温の麦茶を出しています。

*これは鍼灸治療の内容や時間などによって必要・不要があることです。

脱水

鍼灸治療後の水分消費どうこう以前に、意外と日常的に脱水傾向な人はいるものです。

近年の夏場は猛暑日続きというのも珍しくありません。いろんな啓蒙活動によって水分補給の習慣が浸透してきた感がありますが、冬場は寒さのために水分補給が減りやすかったり、季節に関係なく頻回なトイレを気にしてあまり水分を摂らない人もいます。

話が少し外れますが、頻尿などを気にして水分摂取を制限しすぎてしまうことと同じように、高血圧を気にして過剰に塩分を制限してしまうことがあります。

水分も塩分も摂り過ぎれば身体に毒ですが、撮り過ぎを気にしすぎて不足するのも良くありません。ミネラルと水分、バランス良く摂取することが必要です。

呼吸

鍼灸治療を受けた後は血液循環が促進された状態になりますし呼吸も深くなります。

血液循環量が増えると水分消費が増えます。呼吸が深くなると呼気(息を吐き出す)量も増えるため、呼気に混じって水分を排出する量も増えます。

こういう自覚しない水分消費のことを不感蒸泄と言います。だからこその水分補給です。

緊張

何らかの施術を受ける時は少なからず緊張するものです。たとえ自覚がなくても、リラックスしたような気がしても、どこかに緊張があるものです。

そういう気持ちを落ち着かせる意味でも温かい飲み物や常温程度の飲み物を摂っておくと良いと感じます。

リラックスし過ぎたからちょっとシャキッとしたいというような時は冷たいくらいが良いのですが、まぁそこは、、、うちでは常温くらいにしています。

休憩

鍼灸治療直後は何となく身体が落ち着かないものです。

ソワソワするという意味ではなく、普段と違う感覚になるという意味で。上に書いた緊張という面もそうですが、逆に副交感神経の活動が優位になり妙に気だるかったり、眠かったりすることもよくあります。

そういう状態が数分経つと落ち着いてきます。その間の休息時間として水分補給する時間がちょうど良いと感じています。

だいたい川崎たまに鳥取。