実質と機能
本当に大まかですが、鍼灸の効き方として私は実質と機能の2つに分けて考えています。個人的にそう仮定して考えているというだけです。かなり大雑把に。
もう少し細かく分けてもよいのですが、まずは重なる部分が複雑になるため2つに分けています。ちなみに、実質と機能も折り重なっています。
情報入力
鍼灸治療で生じる全ての刺激が情報です。
実質部分もそうですが、機能部分は特に情報としての意味合いが強くなるように感じます。
パソコンでデータを入力するように、鍼灸治療も鍼や灸を通してデータを入力するような部分があります。
ただ、かなりアナログ寄りな方法なので、データを少し修正したり、部分的に更新するようなマイナーアップデートという感じですかね。
こんな話をすると怒る人がいるかもしれません。鍼灸治療がデータ入力とは何事か!しかもマイナーアップデートとは!というお叱りの声が聞こえてきそうです。
マイナーアップデート
叱られるかもしれませんが、私はマイナーアップデートが悪いとは思いません。むしろ、マイナーで良いとすら思います。
メジャーアップデートのような大きなことをする時は、それだけ大がかりな設備や準備が必要になります。そのアップデートに適応するためには時間も必要です。
だからそういうことは、病院だったりそれ相当に大きな施設で行われたりするわけです。
アプリのマイナーアップデートでも内容がガラッと変わっていることがありますし。必要な時にちょこっとアップデートできるのは大きなメリットだと思います。
全てが刺激
鍼灸治療の際に生じる刺激は全て情報となり入力されます。
- 消毒する刺激
- 触れる刺激
- 押す刺激
- 打つ刺激
- 出る刺激
- 叩く刺激
- 擦る刺激
- 入る刺激
- 揺れる刺激
- 絞る刺激
- 温かい刺激
- 熱い刺激
- 拭く刺激
などなど。
それに、鍼灸治療の際の会話も情報ですよね。
この様々な情報入力を受けて身体が変わり、その変化の刺激を受けてまた変わる。そういうものだと思います。