今日の川崎はあたたかく感じました。
先日の雪ではずいぶん冷えましたが、今日みたいな天気はホッとします。
しかし、、、正にその雪の日に院のポットが壊れるという。。
エアコンは夏場に壊れやすく、ポットは冬場に壊れやすい。実際には季節に関係なく壊れるのかもしれませんが、院の家電はフル回転する時期に壊れることが多くて。
モノが壊れるタイミングは、だいたい使いすぎている時か使わなさすぎている時ですからね。
負荷
負担がかかるという意味では人もエアコンやポットと同じです。暑くても寒くてもそれに対応するためにそれ相応の負荷がかかります。
外気が寒ければ、体表の血流を減らして深部の体温が下がらないようにしたり、体内で発熱して体温を維持します。暑ければ、体表の血流を増やして熱を発散したり、発汗して熱を飛ばしたりします。
その負荷が大きすぎたり、対応しきれないと体調を崩すもとになります。
自動回復
人とエアコンが違うのは自動回復できるかどうか。
人は負荷が強くて疲労してきても許容範囲ならきちんと回復できます。
鍼灸は回復をサポートするようなものです。無理矢理に回復させようとしても無理がかかれば身体は反発します。あくまで自動回復のサポート、今より良い体内環境をつくることです。
霜焼け
冬独特のものの代表が霜焼け(しもやけ)です。
私が生まれたのはそこそこ雪が降る土地だったので数えきれないほど霜焼けになりましたし、周りにもたくさんいました。お湯を張ったタライに足を突っ込むのが日課でした。
誰しも大人になるとそうは霜焼けにならないものです。子供の頃より皮膚は厚く頑丈になりますし、子供みたいに靴がグチャグチャになりながら素手で雪合戦したりしませんからね。
ちなみに、普段はスキーウェアに長靴はいて登下校していましたが、雪合戦なんかやると暑くてスキーウェアは脱いでしまうし長靴でも中に雪が入るんです。それが溶けると冷水になる。だから冷水に足を突っ込んだ状態で雪合戦している状態。そして、雪玉を短時間で硬くするためには素手で雪を溶かしながら作るのが一番なんですよね。そりゃあ霜焼けになるよって話です。
さて、この霜焼け、川崎に来た頃はこんな暖かい土地には存在しないもんだと思っていましたが、実際には割と出会います。
病院勤務時代はちょくちょくありましたし、鍼灸院を開いてからも一冬に2〜3人くらいは来院があります。本人もまさか霜焼けになるとは思っていないので、そうと気づいていない場合もありますが。
霜焼けは手足の指や耳など末端部が冷えるからなるわけですが、末端まで血液が行き渡ってないからこそ冷えるわけです。指がちょっと冷たくなったくらいでは霜焼けにはなりません。自動的に血流が増えてきますからね。その機能を上回って冷えたままになってしまうと霜焼けになります。
鍼灸で霜焼けへの対処を考えるなら、一番良いのは予防。末端が冷えないように鍼灸をします。既に霜焼けになってしまったときも基本は同じ。末端にしっかり血液がめぐるように鍼灸をします。うっ血している時はそれを解消するようにします。
こういうことも体内環境を整えるということです。