枕いろいろ
巷にあふれる「まくら」の広告。
これ、一般的な寝具としての枕の広告ですが、工夫次第では院でも使えそうだなと思っています。院でも使えるか買ってみましたがなかなか良い感じ。
ただ業務用として使うには課題があることもわかり保留、というか試行錯誤中。
衛生面
医療用として考えられたわけではないので、衛生面で難しい部分があります。
綿や天然素材のものは洗ったり消毒するのが難しい。水切りが良い合成素材で衛生管理が簡単にできるものもあるので、そういうタイプが院では使いやすいですね。
取り回し
ゴム系のタイプは基本的に洗えるので、衛生面で良いかと思いましたが、いかんせん凄く重たいんですよね。
施術中は枕の位置を調節することがあるので、あまり重たいと取り回しが悪い。普通に夜寝るためには安定してて良いんですけどね。
本来の用途が就寝用ですからこればかりは仕方ないですね。
軽い素材と合わせて成形し、外を滑りの良い素材でカバーするのが良さそうです。
耐久性
寝具としての枕を院で使いにくいもう一つの理由が耐久性。私的にはこれをクリアするのが難しいと感じます。
医療用でないものでも衛生面や取り回しは工夫するとどうにかなるのですが、耐久性だけは難しい。業務用のものの耐久性は相当高いレベルですから。
上に書いたように、ずらしたり、滑らせたり、毎日たくさんの人が使うと、、、早めにヘタリます。医療用の枕でも物によっては割と早くヘタってきますからね、一般使用を想定したものだと尚更です。
耐久性、取り回し、衛生面。この3つをクリアするのはけっこう大変。これまで使ってきた医療用枕の数々はよく考えられていたんだと今更気づきました。
あと一歩
マッサージや鍼灸治療用の枕(マット)はたくさん売られています。
様々な形がありますし、素材も大きさもいろいろ。何十種類もあります。頑丈ですし使い勝手が良いように工夫が凝らされています。
ただ、もうあと一歩。手足や胸、腰などに使う枕は今のもので満足していますが、頭に使う枕だけはあと少し改良したい。
シンプルで軽いものは施術側にとっては手入れも取り回しも楽で良いのですが、、、頭だけはどうも。。。しつこい(笑)
きっと販売価格が高くなりすぎるしニッチなものは販売数も稼げないから商品化が難しいのだと思うんですよね。
ひとまず今回買った一般用途の枕を加工して使ってみようと思います。1つダメにしてしまうかもなーと思いつつ、、、試さずにはいられない(笑)
某枕メーカーさん、本当にごめんなさい。でも鍼灸のことは妥協したくないんですよね。