鍼灸古典『黄帝内経素問』生氣通天論篇(百病之始)

百病の始まり 素問の生氣通天論篇には「風はいろいろな病気のもと」だと書かれている。 故風者百病之始也 清靜則肉腠閉拒雖有大風苛毒弗之能害 此因時之序也 黄帝内経素問.生氣通天論篇. 前篇に続き、生氣通天論篇でも四季に合っ…

鍼灸古典『黄帝内経素問』四氣調神大論篇(四氣)

四氣 四氣…春夏秋冬の四季の気候 ただし、この四氣は古代中国の四氣のことを言っているため、そのまま今の日本に当てはまるかどうかは微妙です。 陰陽 春と夏は陽を養い、秋と冬は陰を養うことが重視されていました。 ただ、これは…

鍼灸古典『黄帝内経霊枢』九鍼十二原篇(用鍼者)

鍼の運用 鍼には、鍼によっての運用法、その時の状態に合わせた運用法があります。 黄帝内経にもその運用法が書かれている部分があります。黄帝内経の時代、現代、まぁよくこれだけ考えたなというくらい様々な運用法があります。一つ一…

鍼灸古典『黄帝内経霊枢』九鍼十二原篇(九鍼)

霊枢の九鍼十二原篇には、九つの鍼が紹介されています。はり師国家試験で必ず勉強するほど(鍼灸師の中では)有名な「九鍼」です。 その中には現在ではほとんど使われなくなったものもありますが、また別の形で新たな鍼が生まれ、各々の…

鍼灸古典『黄帝内経素問』皮部論篇(皮毛)

ここで書かれている内容には古代の中国で使われていた表現が含まれています。見た目の単語が同じでも現代とは意味合いが違うためご注意ください。 陽明之絡 この篇では陽明だけ細かく分析されています。 …陽明之絡也。 其色多青則痛…