鍼灸古典『黄帝内経素問』金匱眞言論篇(五臓六腑)

五 この篇では逐一「五」が出てきます。ことあるごとに物事を5つに分類しています。 素問にはいろいろな数字が出てきますが、この篇ではほとんど五つに分類しています。現代の中医学でも五の分類、五行は引き継がれています。 …天有…

鍼灸古典『黄帝内経素問』生氣通天論篇(百病之始)

百病の始まり 素問の生氣通天論篇には「風はいろいろな病気のもと」だと書かれています。 故風者百病之始也 清靜則肉腠閉拒雖有大風苛毒弗之能害 此因時之序也 黄帝内経素問.生氣通天論篇. 前篇に続き、生氣通天論篇でも四季に合…

鍼灸古典『黄帝内経素問』四氣調神大論篇(四氣)

四氣 四氣…春夏秋冬の四季の気候 ただし、この四氣は古代中国の四氣のことを言っているため、そのまま今の日本に当てはまるかどうかは微妙です。そもそも土地が違えば風土が違うし、中国にしても昔と今では随分と気候が変わりました。…

鍼灸古典『黄帝内経霊枢』九鍼十二原篇(用鍼者)

鍼の運用 鍼には、鍼によっての運用法、その時の状態に合わせた運用法があります。 黄帝内経にもその運用法が書かれている部分があります。黄帝内経の時代、現代、まぁよくこれだけ考えたなというくらい様々な運用法があります。一つ一…

鍼灸古典『黄帝内経霊枢』九鍼十二原篇(九鍼)

霊枢の九鍼十二原篇には九つの鍼が紹介されています。はり師国家試験で必ず出題されるほど(鍼灸師の中では)有名な「九鍼」です。 その中には現在ではほとんど使われなくなったものもあります。また別の形で新たな鍼が生まれ、各々の鍼…